子ども会をもっと楽しく!運営のヒントと工夫をご紹介!第1回基礎研修の開催レポート NEW
6月25日(水)、今年度1回目の基礎研修を開催し、登録事業者や子ども会関係者の皆様にご参加いただきました。
第1部では「子どもや子ども会の基礎知識」、第2部では「子ども会運営に関する基礎知識」に関する講座を実施しました。
第1部では、至学館大学の時安和行先生をお迎えし、「地域社会の体験活動で育むこどもの生きる力」と題し、子どもの成長・発達理解と子ども会の意義についてお話しいただきました。

講座では子どもの発達の特徴や、児童期の子どもへの関わり方を学びました。また各所轄庁が公表している子どもの意識調査のデータをともに、現在の子どもの状況や体験格差における課題についても解説いただきました。さらにアシストバンク登録事業者、活動アシスタントの方向けに、子ども会の意義や子ども会での体験活動の運営に大切な視点をお話しいただきました。子ども会活動が、子どもたちにとって貴重な学びや経験の場であることをあらためて理解しました。
第2部では、愛知県子ども会連絡協議会の専門指導員者である近田全史先生をお迎えし、子ども会運営時の子どもとのコミュニケーション方法やKYTワークから安全・衛生面についてお話しいただきました。

KYT(危険予知トレーニング)のワークでは、蒲郡市子ども連絡協議会ジュニアリーダーズクラブが描いたイラストを使用し、どこに危険が潜んでいるのかを想定しました。

KYTワークの目的は、安全や衛生面に対する意識を高め、『こういうことも起こり得るかもしれない』という視点を持つことです。広い視野で危険を見つけ、予知するセンスを身に着けることが重要であると学びました。
後半は、子ども会運営時の子どもとのコミュニケーション方法のポイントをお話しいただきました。子ども会は楽しく遊ぶ=体験をするところであるので、成果、完成度よりもどんな体験をしたかプロセスを重視すること、また子ども会の特徴である異年齢集団への接し方や、育成者側のプランを提供する際の工夫を学びました。
参加者の方からは『新たな気づきになった。活動を見直すきっかけになった。』という声も多く寄せられました。
子ども会に関わる皆さんの学びを深める貴重な機会となりました。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!
今回のオンラインセミナーは、アーカイブにて限定公開する予定です。
子ども会に関わる育成者の皆様にとって、有意義な内容となっておりますので、ご興味のある方は、ぜひ運営事務局までお問合せください。
参加者の感想(一部抜粋)
・子どもたちとの接し方の参考となり有益でした。サービスを提供する側として定期的に教育を受けることの大切さが分かりました。
・とても勉強になりました!なるほど、と思うことがたくさんで、2児の母としても勉強になりました。
・今後子ども会の講師を行う場合、子ども達にそれぞれの体験を共有する時間を設けられるように、工夫して行いたいと思います。貴重なお話をして頂きありがとうございました。
・学年や性別の違う子どもたちに対してどう関わるべきかがとても勉強になりました。
・子ども会の育成を担当する方は、このセミナーを全員受けたほうがいいと思いました。
・保護者の方にも、もちろん面倒なことはあるかもしれないけれど、地域社会で子どもを育てることの良さや楽しみを伝えられるように考えたいと思います。これからも子ども会が続いていって、子どもたちの良い思い出、育ちの力に少しでもなれたらと思います。